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第1回公演「隣の人々 静かな駅」
『静かに「夏の思い出」が流れている。
ゆるやかな光。
かすかにそよぐ風。
五月の風。
駅のプラットホーム。
前の駅、この駅、次の駅を示す看板の文字は
はっきり読み取れない。
ひとりの年老いた女が、日傘をさし、大きな
ボストン・バッグに腰を掛け、眼鏡の度を合
わせながら小型の本を読んでいる。
女は腕時計を見ようと腕をのばしたが、その
手首に腕時計はない。
線路の彼方を宛てどなく見ていたが、再び本
を読みだす。(前文より)』
演劇ユニット石川組 第1回公演
『 隣の人々 静かな駅 』
作 石川裕人
演出 横山真
アドバイザー 小畑次郎(他力舎)
出演 絵永けい、宿利左紀子、片倉久美子、長谷野勇希
記録写真
撮影者 大槻昌之
ベンチ
プラットホームに老女が一人
沙都子(三女)
姉が二人登場
里子(次女)と聡子(長女)
駅員が現れる
書生 綾小路文磨
大学演劇部時代
ペロペロキャンディをなめる二人
10年後の私へ(手紙)
死者の行進
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